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ますべのディベートメモ

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THR matter dumping.


紅葉優勝したキモオタクです。初日はR4(バブル)で殺戮され、14位ブレイクというかそもそもブレイクアナウンスでなかなか呼ばれないので肝が冷えっ冷えでした。2日目は初っ端から当たりが辛かったのですが、ケース立てるのをがんばったらなんとか勝ち進み、GFではみんな政治とかマイノリティの話してる中COで「おいしいごはん食べれる!」って言って勝ちました。学年大会二日制の大会で優勝は初で、つよい関東ディベーターたちを倒して優勝できたのはめっっっっっっちゃうれしいですし、ブレイク落ちなくてほっとしてます。

細かいラウンドの話は需要ないので省きます。何言ったか、どんなディベートだったかは聞かれたら答える、という感じで。

今回の優勝は、字義通り組んでくれた鳥ちゃん(通称)とディベートのしやすい関係性を築けた結果であると解釈してます。なぜなら、結果がディベーターとしての単体性能の総和で決まるのならばWADとKDSのどちらかが優勝すべきですし、京大内ですらもっと強いチームがいました。大会の結果を決定する変数として確かに個々の人間の性能は重要ですが、今回の結果に最終的に効いているのは別の部分、チームワークだと私は考えています。

この記事は自分に向けて書いてる部分が多くあります。したがって、主に9月の頃の自分の悩み「1回生同士で組んでいてなんか上手く行かない」、そして高校生の自分頃の自分の悩み「マターは出るけどラウンドになると勝てない」、の2つの悩みに答える形で書いていこうと思います。

1.プレパにおけるマターダンプの権力性
2.メタフレームについて
3.雑感

異なる世代で組む場合や、アーギュメント の作り方の包括的な理解についてはKDSの田村さんが書かれているので、そちらを参照してください。めっちゃ参考になります。参考にしました。

本論に移る前に、私たちの自己紹介を。
私:某社畜養成所卒経験者純ジャパキモオタ。
・梅子Quarter finalist
鳥ちゃん:ディベートは4月から。純ジャパ。
・関西Novice champion

鳥ちゃんのが実績上です。つよい。
綺麗な英語でイラストしてハーム盛って勝つチームではないです。むしろ英語をどうにかしろ。論理を重視する感じで、まともなことをまともに言うがチームの共通目標みたいな感じ。それでは。

1.プレパにおけるマターダンプの権力性

ダンプが一概に悪いとは言えません。上手い先輩と組んで成長するなんてことはいくらでもあります。しかし、上手くも何ともない人間がダンプするとマジでヤバいです。秋Tはこれ以上悪くなりようがないくらい悪かった。以下はその反省です。

ダンプには権力の非対称性によって批判を封殺する形態固有の問題があります。
ゆえに、自身がダンプするmaterialの働きかつその価値を理解していないとき一方的なプレパが行われると、批判が封殺されmotionと全く関連しない話かexclusivityない話して負けがちです。

さらにダンプはする側は気持ちいいかもしれませんがされる側は押さえつけられて、言いたいことがあっても言えず気持ち良くないです。最悪なのは負けた時で、ダンプされる側は自分が下位に置かれているので、「お前のマターのせいで負けた。責任取れ」とも言えず、ない責任を自分のうちに探して不幸になります。秋Tは最悪でした。

今回紅葉では、勝てる(と思った)必要十分なマターを供給できたSF以外ダンプせず、モーションに服従して2人で色々な角度から話を膨らませてました。「詰めるのに集中」とかはあんまりしなかった。

結果がよかったからというのもありますが、予選で3位、4位を取った時も含めて今回は一度も「足を引っ張ってしまった」とか「パートナーに申し訳ない」とか思わなかったし言われなかったのでめちゃくちゃ良かった。(と個人的には思っている)

自分とパートナーの思考方法の違いからくる困難を相手に押し付けるのではなく、粘り強くコミュニケーションを取って、理解/思考の抽象度・概念受容のレベル・論理性・思考言語の特性・想像力の範疇をなどなど知り、対等な関係を築けるように少しは努力できたのかなと思います。長い間組んでいただけとも言える。

2.メタフレーム
Kyoto2は他のチームに比べてマターの量があるわけでもケーススタディをいっぱい持ってるわけでもないし、英語に関してはむしろ劣っているチームでした。しかしその中で安定していたのは、メタを重視したからだと思います。
自分の立論の抜けを防ぐのはもちろん、相手へのengageも漫然とするのではなく、コアを特定して潰すことを、完璧ではないにせよ心掛けられたと思います。

京大はジャッジの上手い先輩が多いので、部内練でリフレクを聞いてその価値観をそのまま使ってトップダウン的にプレパすると結構外さなかったです。whipにもすごく役に立ちました。部内練は楽しいですし先輩方には本当に感謝です。

大会の後、ジャッジしてくれてた先輩方の話を聞いて思ったのは、分析をアーギュメントの構成要素として対象化できている人は多いですが、アーギュメントをmotionの肯定/否定の構成要素として対象化できている人は少ないと思いました。

換言すれば、「アーギュメントをつくる」ことはできるが「ラウンドをつくる」という実感を持てている1回生は稀なのではないでしょうか。(対立軸を捉えられてる人はさらに稀な印象)

自分も対立軸を見通すことはまだ全然できていないので、今後の課題の1つとして取り組んでいきたいです。

3.雑感
・鳥ちゃん、秋Tのトラウマあるはずなのに組んでくれてありがとう。めっちゃチームとして機能してる実感あって楽しかったです。優勝しても泣く

・ぬいぐるみを投げて当ててしまい本当に申し訳ないです。廊下でダッシュしてしまい申し訳ないです。思ったより自分ガイジだったりする??????

・堀口とめちゃくちゃ当たるの何?あとスピーチめちゃくちゃわかりやすくて好き

・渋々勢綺麗なスピーチするので、魅せ方とか英語とか見習いたい

・うたかでエアビ泊まったのクッソ楽しかった。大会が同窓会なのウケる

・kzmiidさんの表彰ポーズ、淫夢くんだったのかよ…たまげたなあ

tmr先輩と魔獣から電波攻撃を受けていた

・わたなべ、洗濯物干すの手伝ってくれてありがとう。

・自分、大会になると急に楽しそうになるらしい