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ますべのディベートメモ

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ディベート高大接続~大会参加編~

最近大学英語ディベート某1回生大会の運営に大会参加者がゲロ少なくて高校生呼びたいんだけど.....と相談されたので自分の高校ディベート経験とか凌霜を踏まえていろいろ書きます。個人的な経験を基にしているので、こういう場合があるという程度にとどめて過度に一般化したりしないでください。ここで想定している高校生とは、渋々筑駒聖光とかちゃんと指導者がいたり普段から大学ディベートとの交流が盛んだったりする学校ではなく、宇高とか神大附属とか藤島とか地方のHEnDAもパーラもやっててディベートは盛んだけど大学生大会にはアクセスしづらそうな学校です。あと高校生を受け入れる場合を前提しているので、お断りするかどうかは別で議論してください。

書いてる人のバックグラウンド
高校:準備型とパーラをそれぞれ1年ずつやった(HEnDA, HPDU)
大学:パーラを1年半ぐらい(ディベーター・ジャッジ・コミ(CD)・DCA・EOはやったことがある)

概論:高校ディベートと大学ディベートの違い

シーズン

 高校ディベートはうちの県の場合7-12月はHEnDA、1-6月がパーラという棲み分けでした。7-12月、特に県大会・全国大会前の10-12月とかにパーラの大学生大会に参加するのは部活としてそこまで労力を割けないし辛そう。また、パーラもHPDU, PDA, WSDC, 最近はBPも......とかなりフォーマットに統一性がなく、競技者側としてもやりにくいのではないのかなという印象です。
 大学ディベートの秋T~JBPまでのBP最盛期を準備型やってる高校生はエビ探しに溶かします。なので、梅子・紅葉と言った学年大会には大学生側が規制線引いてるのも相まってなかなか参加しづらそう。なので、高校生が参加できる大会は2月以降に開かれる割と絞られて、一般高校生に推奨できる大会はレベル的にアジ橋(Asian)、KK(BP)、エリザべ(NA)、若葉(NA)あたりに絞られてくるのかな。それにしても地方勢がキツスギ……オンライン化は地方高校生にとってもありがたいのかもしれん……

運営側の高校生受け容れ

アクセスは先輩の伝手とTwitterで告知以外あまり思い浮かばないので省略。事務的な話メインで。

コミとして

①参加
高校生の参加形態は把握してる限り2種類です。個人として参加する場合と、学校として顧問を通して参加する場合。前者は大学生と同じなので後者を主に扱います。学校は役所ですので、大会参加のためには書類を作成しなければならず、タイムテーブルや参加費と言ったアプリケで配信される情報が必要です。なので、参加したいという意志表明があった場合、以下の事をしてあげると先方にとってもありがたいかなと思います。

・なるべく早くタイムテーブルを決定する
・学校によっては部活の門限があるので、その有無を事前に確認しておく
・高校生の参加費をなるべく早く決定する
・書類のたたき台となるような公的な雰囲気の文書を送付してあげる
②申し込み後
・事前に大会用語・流れなどを説明してあげると親切
・高校の顧問はFacebookページ見てない場合があるので、見ろって言う。アプリケや直前連絡をメールで転送

③大会当日
・なるべくタイムテーブル通りに運営を進める
・ジャッジエバリュエーション概念がないので、割とパネルにもFeedback送信してたりする。Tabはそれを弾く。

時間が押していたので、凌霜はR3もサイレントにしました。

ACとして

①参加
特にBPで高校生を呼ぶ場合、馴染みのないフォーマットになるので以下の事はした方がよい。
・参加生徒のレベル感の確認、場合によっては参加可否のリコメンド
・必要によっては練習機会の提供、レクチャーの開催、資料の提供。
・大多数の高校生にEquity概念ないので、教育する
・ジャッジエバリュエーション概念がないので、教える。
・提供ジャッジを出せるか確認。無理なら代わりに確保する。(これが一番キツイ)

まとめ

急に高校生を大会に誘うと運営も煩雑になったり、高校生もただ理不尽に負けて訳が分からないという誰も得をしない現象が発生するので、レクチャーをするとか一緒にディベートするとかは絶対した方がいいです。というかOBOGがいるのなら、普段からちょっと練習に顔出してあげるのが一番いいと思います(自戒)。自分も高校生の時やべー先輩が県大会とかに来てくれて、そのひとたちが書いたUTDSブログとかKDSブログとか読んでた人間なので、まあ背中を見せてあげるというのも……(自戒)

質問相談あればhttps://twitter.com/_kircher までどうぞ